個別指導のある塾で、Aくんはメキメキと力をつけていきました。勉強が楽しいと思い始めてからは、いくらでも知りたい、学びたいという気持ちが涌いてきました。志望校に合格したいという気持ちと、もっと知りたいという気持ち。この二つの気持ちがAくんの原動力になっていました。さらに、お父さんもお母さんも、決してAくんを追い詰めるようなことは言わず、休日には、「息抜きしよう」と遊びに連れて行ってくれたり外食させてくれたりしました。Aくんは反抗期だったので、たまにはお父さんとお母さんに反抗したくなるときもありましたが、お父さんとお母さんはゆったりと受け止めてくれました。お父さんとお母さんは、Aくんが勉強を頑張っていることを頼もしく思いました。合格しても、合格しなくても、これだけ勉強をしたことはきっと将来役に立つ、とお父さんとお母さんは確信していました。
個別指導は、Aくんにとって緊張する場でしたが、次第に一対一ということに慣れていきました。そうしているうちに先生に対する安心感が生まれて、Aくんは個別指導の前にはよく勉強して、質問したいことをピックアップするようにし、個別指導の時間を有効に使いました。先生と次第に打ち解けて、笑いあいながらも充実した勉強ができるようになっていきました。
個別指導がある塾では、友達も沢山できました。Aくんは、勉強以外のものも沢山得られた、と思いました。先生にもいろいろ相談できて、学校では教えてくれない沢山のことを学ぶことができたのでした。
個別指導の塾に通い始めて一年半後、とうとう受験の日を迎えました。Aくんは、もちろん不安でしたが、自信がありました。塾の講師の先生が、門のところに来てくれていました。「Aくん、十分勉強してきたから大丈夫だ。本来の力を出せばいいんだよ!受験終わったら、みんなでおつかれ会しような!」先生の顔が見られて、Aくんは安心して受験に臨みました。
個別指導の甲斐あって、Aくんは見事志望校に合格することができました。塾の先生は、とても喜んでくれました。もちろんお父さんもお母さんもとても喜んでくれました。Aくんは春から志望校に通い、楽しい学園生活を送っています。