個別指導がある塾に入る

個別指導がある塾の話を聞くと、お父さんはにっこりしました。塾というのは、何かと詰め込まれて、つらい思いをするものだというイメージがあったので、お父さんは、本当は受験も塾も乗り気ではなかったのです。でも、「勉強というのは本来楽しいものだ」と塾長が言っていた、という話をうんうん、と聞いていました。「そういう塾なら行ってもいいかもな。おれも、勉強って楽しいものだと思うよ。楽しく勉強できれば、覚えられることも多いだろう。」お父さんは、納得したように言いました。「やるからには頑張って合格しような。」お父さんは励ましてくれました。

個別指導のある塾に、Aくんは入ることになりました。早速翌月から通うことが決まりました。いよいよAくんの受験勉強がはじまります。

個別指導がある塾には、Aくんの友達も入っていました。Aくんは、塾でまた新しい友達ができることも楽しみにしていました。学校だけのつながりではなく、塾で受験を通した友達もできるだろう、と思っていました。

個別指導を実際に受けるのは、来月になりました。集団での授業もあるので、そちらはすぐに受けられるとのことでした。学校の授業では教えてくれない、突っ込んだ勉強もできて、Aくんはそれを楽しいと思いました。先生は生徒が覚えやすいようにいろいろと工夫して授業を進めていきます。受験のテクニックといったものも、面白く聞かせてくれました。Aくんは、通いはじめたその日から塾が好きになってしまいました。塾で出会う友達と、帰りはいろいろなことを話しながら帰りました。塾のない日には、部活も続けていました。忙しい日々でしたが、Aくんは満足していました。もちろん、その分成績も上がっていきました。学校の先生も驚くくらいでした。Aくんは、結果を出せたことにも満足していました。こうやって頑張っていれば、きっと志望校に入れる。Aくんは希望と期待で胸がふくらみました。

個別指導のある塾の先生は皆気さくで、勉強以外のことも相談に乗ってくれました。先生は若い人も年配の人もいましたが、それぞれに授業に工夫をこらしていました。Aくんは、塾はつらいものかと思っていましたが、全くそんなことはなく、むしろ楽しみにしているくらいでした。